コラム
Vibe Codingで作ったツールの保守を断られたら?修正と作り直しの判断基準
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Vibe Coding(AIを活用した開発)で作ったGAS・Excelマクロ・PowerAppsのツール。開発会社に保守を断られたら、どうすればよいのでしょうか。
大切なのは、今のツールを修正して使い続けるか、業務システムとして作り直すかを見極めることです。
この記事では、その判断基準と、保守や引き継ぎのために準備しておきたいことを解説します。
なぜ保守を断られるのか?
開発会社が保守を引き受けられないのは、主に次の3つの状態にあるときです。
1. 個人のアカウントで動いている
GASの実行設定やPowerAppsの接続先が個人のアカウントに紐づいていると、退職やアカウント停止によって動かなくなる可能性があります。
2. 安全にテストできない
本番のスプレッドシートやExcelファイルしかないと、修正によって業務に影響が出るリスクがあります。
3. 仕様が分からない
AIとの会話の中にしか要件が残っていないと、開発会社は正しい動作を判断できません。
こうした問題があると、保守よりも作り直しを提案されることがあります。
修正と作り直し、どちらを選ぶべきか?
判断するポイントは2つです。
- 業務への影響:ツールが止まると、誰がどれくらい困るのか?
- 修正できる人:今後も自分たちで修正できるのか?
この2つを基準に考えましょう。
| 状況 | おすすめの対応 |
|---|---|
| 社内だけで使い、問題なく修正できる | 修正しながら使い続ける |
| 社内向けだが、修正できる人がいない | 引き継ぎを進め、作り直しも検討する |
| 顧客対応や請求など、重要な業務に使っている | 保守体制を整え、作り直しを検討する |
| 他のシステムと連携しており、修正できない | 早めに作り直しを検討する |
ただし、重要な業務に使っているからといって、必ずしも作り直す必要はありません。現在のツールを安全に保守できるかどうかも含めて判断します。
作り直す前にやっておきたい4つのこと
修正を続ける場合も、作り直す場合も、まずは次の4つを準備しましょう。
- 会社のアカウントで管理する
個人に依存しないよう、ツールや関連データの所有者・権限を整理します。 - コードを保存する
GASやExcelマクロなどのコードを、GitHubなど会社で管理できる場所に保管します。 - ツールの仕様をまとめる
何のために使い、どんな入力から何を出力するのかを整理します。 - AIとの会話履歴を保存する
開発時の指示や仕様変更の経緯を残し、引き継ぎに役立てます。
これらを準備しておけば、開発会社が現状を把握しやすくなり、保守や作り直しの見積もりも進めやすくなります。退職前に本人から聞いておくことは、退職者が作った社内アプリの引き継ぎで解説しています。
保守を依頼する会社の選び方
開発会社に相談するときは、次の3点を確認しましょう。
- 現状を確認してから見積もってくれるか?
- 修正と作り直しの両方を検討してくれるか?
- 納品後の保守や引き継ぎまで対応できるか?
最初から作り直しを勧める会社だけでなく、今のツールを確認したうえで、費用やリスクを踏まえて提案してくれる会社を選ぶことが大切です。
まとめ
Vibe Codingで作ったツールの保守を断られたら、次の順番で対応しましょう。
- 業務への影響と、修正できる人がいるかを確認する。
- アカウント・コード・仕様・AIとの会話履歴を整理する。
- 現状を確認してくれる開発会社に相談する。
- 修正を続けるか、作り直すかを判断する。
大切なのは、ツールをすぐに作り直すことではなく、会社として安全に使い続けられる状態にすることです。
ライター
feeed編集部 / フィード株式会社
フィード株式会社のコラム編集部です。PoC開発・新規事業開発・受託開発の現場で得たことを、発注する側の判断に役立つ形で書いています。
今のツールを修正して使い続けるべきか、作り直すべきか。
弊社では、AIが書いたコードの引き継ぎや保守から、業務システムへの作り直しまで対応しています。お悩みの方は、お気軽にご相談ください。


